本文へスキップ

公益財団法人千葉県アイバンク協会〜オフィシャルサイト

お問い合わせはTEL.043-222-6803

アイバンク顕彰碑〜ヘレンケラー像Helen Aadams Keller

「虹を架けるヘレン」

あなたのランプの灯を 今少し高く掲げて下さい
見えぬ人々の行く手を照らすために

ヘレン・ケラー女史は1948年、日本の身体障害者福祉法制定に寄与するため来日、皇居前広場で開 催された歓迎国民大会で5万人の聴衆を前に、障害者福祉を熱く語った。

1925年米国オハイオ州セダーポイントでの第9 回ライオンズクラブ国際大会の記念講演で、ヘレ ン・ケラーは「ライオンズの皆さん、この暗闇と戦う盲人のための騎士になって下さい」と歴史に残る名 言は会員の心に響き、爾来ライオンズに於ける視覚障害者支援、視力保護運動の原点になっております。

1937年、ヘレン・ケラーが岩橋武夫氏の求めに応じて初来日した時、講演の中で「自分は幼児の頃、 母から私が手本とすべき、日本に盲人の大学者、塙保己一先生の在ることを聞き、その偉大な業績に励ま されて勉強し、あらん限りの努力をしました」と話されております。ヘレンは生後1才8ヶ月で視力と聴 力を失いながらも、ハーバード大学で学び、生涯を身体障害者の教育と福祉に尽くされました。 その原点が、日本が生んだ盲人の大学者 塙 保己一先生です。

ヘレン・ケラーは1968年6月1日に87歳で死去。死後、日本政府から勲一等瑞宝章が贈られる。 1971年ライオンズ国際理事会は6月1日を『ヘレン・ケラーの日』と決め、世界中のライオンズが 視力関連の奉仕をするよう奨励されています。 千葉県アイバンク協会は1985年、ライオンズクラブ333-C地区(千葉県)秋場寛ガバナーにより設 立、歴代地区ガバナーは県内全クラブにその重要性を訴え、献眼登録運動、資金提供など広く知られてい るところです。

献眼者は開設以来累計279名です。 協会は視力保護に生涯をかけたヘレン・ケラーを敬い、献眼者を称えるとともにアイバンク運動の更な る発展を願って顕彰碑を建立するものです。

2011年6月1日
財団法人千葉県アイバンク協会
[理事長] 林静誠
[副理事長] 岡野正義、花岡和明
[常務理事] 内田千尋
[理事]
秋場寛、安達恵美子、江畑耕作、安田敬一、山本修一、笹本瞭、鈴木一郎、 塚田雅二、
丸純一 高橋輝男、井上馨 監事 木頭信男、本間秀二

■参考文献■
佐藤隆久(熊本第一LC ヘレン・ケラーと塙保己一選集)
長島進 (朝霞LC 1994/10 ライオン誌獅子吼、2003 330-C 地区誌友和)
塙 保己一(はなわ ほきいち)1746−1821 埼玉県生まれ、7歳で失明、江戸に出て和学や漢学、医学などを学び群書類従666冊を編纂刊行し た盲目の大学者。
岩橋 武夫 (いわはし たけお)1896−1954 1917年、早稲田大学理工学部在学中に網膜剥離によって失明、その後奮気し英国エジンバラ大学 に留学し、哲学、英文学そして英国の盲人福祉を学ぶ。 彼は米国講演中、ヘレン・ケラー女史と運命的な出会いをし、ヘレンの良き朋友となり日本に(19 37年、1948年)2度招いている。1935年大阪に世界で13番目の「ライトハウス」を設立 し、日本で最初の視覚障害者の自立と社会参加に取り組んだ。(ヘレン・ケラーは3度来日しているが 1950年の来日は故岩橋武夫氏の墓前に花を手向けるため)。


公益財団法人千葉県アイバンク協会公益財団法人千葉県アイバンク協会

〒260-8677
千葉市中央区亥鼻一丁目8番1号
(千葉大学医学部附属病院内)
TEL:043-222-6803
FAX:043-227-1810